電通がいない大阪・関西万博で感じた希望――精神障がい者の白ワインさん。が見た“静かな熱気” | 40歳まで正常だと思っていたら、精神・発達障がい者だった僕の話。

精神障がい者の白ワインさん。大阪・関西万博で見た、“電通という巨大広告会社”がいない現場から学んだこと

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こんにちは、白ワインさん。です。
(この記事は、精神障がい者の白ワインさん。の脳内から書かれています。)

閉幕イベントのライブ配信を見ていて、1度しか行かなかったけれど、万博に参加できたことは本当によかったと思えた。
いろいろなことを学び、考えることができたと思う。

先日、2025年10月13日に大阪・関西万博が無事に閉幕した。
無事?

閉幕パレードでは、ミャクミャクとアバンギャルディのダンスコラボが流れてきた。
ミャクミャクのキレッキレのダンスを見て、「なぜこのパフォーマンスを開幕前にもっと多くの人へアプローチできなかったのかな?」と考えてしまった。

そこで白ワインさん。“大阪・関西万博 ネガティブキャンペーン”で検索してみた。

出てきた答えは、広告代理店最大手・電通を締め出したことが原因のようだった。
(電通とは、テレビやネットの広告を作ったり、企業とメディアをつなげたりする「宣伝のまとめ役」のような会社です。たとえば、企業が「新しい飲料を売りたい」と思ったとき、どんなCMを流すか、どのタレントを使うか、どの番組に流すか――そのすべてを設計するのが、電通のような広告代理店です。)

どのような理由であれ、締め出された電通は面白くないはず。
そして、電通に非常にお世話になっているテレビなどのマスメディアは、万博よりも電通側につく。
結果として、万博のマイナスな面にフォーカスを当てていく流れになったのではないかと思った。

さらに「大阪・関西万博 電通不在」で検索をしてみると、意外なことを知ることができた。

1970年の大阪万博、2005年の愛知万博、その他の国内博覧会でも、電通は運営に深く関わってきた歴史があるという。
しかし、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに絡む談合・収賄事件で東京地検特捜部が動き、結果として、電通は大阪・関西万博に関われなくなってしまった。

参考情報:
https://toyokeizai.net/articles/-/869085?page=2
https://www.sankei.com/article/20250910-K4EDP4352RKSFDQOCACSH6CZZM/

過去の大阪万博(一般博)、愛知万博(愛・地球博/登録博)、国内開催の博覧会等。
「ウィキペディアによれば、一般博と登録博の違いは1988年の条約改正で呼び名が変わっただけで、扱いは同じのようです」
こうした博覧会に長年携わってきた電通が不在になったことで、
大阪・関西万博協会の中には“日本の博覧会運営のノウハウ”を知る人がいなくなったように思える。

自分の過去記事を読み返してみても、予約システムの統一性のなさに大きな疑問を持っていた。
しかし、運営できる人たちがいなかったのなら、システムがぐちゃぐちゃになったのも理解できる。
そりゃ、パビリオンサイドも協会をあてにできず、イタリア館のように独自の予約システムやアプリを用意していたのも納得だ。

【正直レポ】精神障がい者手帳で大阪・関西万博へ行ってみたけど、がっかり・楽しくなかった話編。
精神障がい者が見た、大阪・関西万博で、がっかりだなと思った事を記事にしました。

また、行く前も行った後も、「パビリオンで何をやっているのか」が伝わってこないところも多かった。
運営ノウハウを活かせなかった万博協会は、万博開催への世間の関心を高める「機運醸成」(少しずつ人々に興味を持たせること)に失敗したのだと思う。
あらためて、既存メディアの力強さを身にしみて感じた。

チケットや予約システムも、最後までグダグダだった。

閉幕間際には、入場券を受付で交換し、紙で印刷された入場券を持って入場する人の姿がニュースで映っていた。
「スマホでサクッ♪と入場」はどこへいったの?と思わず突っ込みたくなった。

少し話は変わるが、最近ではNHKの番組がAmazonプライムで配信されていたりする。
公共放送の番組が外資系プラットフォームで流れていることに、少し違和感を覚えた。
「NHKはAmazonプライムに頼らないといけないほど困っているのかな?」
「広告付き配信なら、NHKに収益は入るの? 受信料を払っている視聴者の許可は必要ないの?」
そんな疑問も浮かんできた。
海外資本の会社が日本のメディアを飲み込んでいくような、漠然とした不安を感じた。

最後に

どこかで読んだネット記事では、日本では今後、今回のような登録博の開催は難しいと書かれていた。
そのときは「まあ、そうだよね」と思ったけれど、今は少し気持ちが変わった。
生きている間にもう1度、日本で登録博が開催されることを願って、生きていこうと思う。

おしまい、

電車が止まり、会場泊になった方々――本当に幸運でしたね。

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