【正直レポ】精神障がい者手帳で大阪・関西万博へ行ってみたけど、楽しくなかった話編。 | 40歳まで正常だと思っていたら、精神・発達障がい者だった僕の話。

【正直レポ】精神障がい者手帳で大阪・関西万博へ行ってみたけど、楽しくなかった話編。

精神障害・発達障害
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こんにちは、白ワインさん。です。

先日、精神障がい者手帳による「特別割引券」を使って大阪・関西万博に行ってきました。楽しかった部分もありましたが、「これはちょっと不親切では?」と感じたこともいくつかあったので、正直にまとめてみたいと思います。

この記事は2025年5月1日時点での体験を書いています。チケットや予約システムなどは今後改善される可能性があるので、その点をご理解ください。

とにかく「スマホ依存」の万博だった

「スマホがなければ何もできない」
  • 入場チケット
  • パビリオンの当日予約
  • 電子マネー決済
  • デジタルマップの閲覧

全部「自分のスマホでどうぞ」スタイル。
バッテリーが切れそう? 知らんがな(´・ω・`) 万博協会より。

会場マップは「紙なし」、でもデジタルマップは💩仕様

紙の地図は「ご家庭で印刷を」、または200円で有料販売

SDGsの観点で「印刷は各家庭で」という方針らしい。でも、大量印刷してチケット枚数に応じて配布した方がむしろ環境に優しいのでは?と感じました。

デジタルマップ、正直使いにくい

万博公式のHPにあるデジタルマップは全然使えませんでした(💩仕様)。アプリは怪しいので入れなかった。
結局、一番使えたのはGoogleマップでした。自分の位置も見えるし、検索もできるし便利だった。

場内の案内板によっては「パビリオンゾーンの方向を矢印で示す」だけ、「行きたい場所がどのゾーンにあるかは、 自分のスマホで確認してね!」というメッセージが透けて見えました。

スマホバッテリー問題、軽視しすぎでは?

実際にあった話:

夕方、あるパビリオン前で子連れ夫婦が口論に。

母:「お父さん、私のスマホもう充電ないの!電話できないから、離れないで!」
父:「…(無言)」

スマホ利用を前提としたシステムにしているのに、充電スポットの提供はなし

万博運営がスマホ利用を呼びかけておいて、バッテリー問題は各自で解決してね!と客に解決をさせるスタンス。どうなってるんだろう?と疑問に思いました。

僕は趣味で使うカメラのためにモバイルバッテリーを複数持ってたので大丈夫でしたが、モバイルバッテリーを持っていない人だって当然いるし、普段スマホをそこまで酷使しない生活をしている人もたくさんいると思う。

障がい者手帳提示で、「パビリオン優先入場」って、誰が知ってるの?

これは一番「もやっ」としたことです。

■ 精神障がい者も「一部パビリオンで優先入場」できるらしい

帰ってきてから知ったのですが、一部のパビリオンでは障がい者手帳(精神障がい者含む)を提示すると列に並ばず優先入館できるそうです。

でもこれ、僕調べですが万博公式HPには情報が載っていないんです。
どうも、パビリオンごとの独自判断で提供されているサービスのようです。

結果として、「情報を知っている人だけが得をする」構造になっていました。

万博で得られる体験は「情報収集力」で決まる?

障がい者に限らず、万博に来た人すべてが「どれだけ情報を集めたか」で体験の質が大きく変わると思った。

例えば、当日予約のコツ、優先入場の裏技、効率的な交通手段など、知っていれば他人より先回りができ楽しめるのかなと思った。

「並ばない万博」、そんなの噓だった。

実際は「並べない」「並ばせない」万博だった

開幕前、「並ばない万博を目指す」と言われていましたが、実際は予約抽選制でそもそも並べないパビリオンも多数。
一部のパビリオンでは待ち時間2時間超えのものもあり、結局「並ぶ」しかないところも多かったです。

もし、本当にすべての訪問者が、ある程度希望するパビリオンに、並ばなく訪問出来ていたならば、

そこに未来を感じられたと思った。

予約システムがカオス

予約関連がとにかく分かりにくく、統一感がなさすぎました。

  • 万博公式とは別に、混雑緩和の為とパビリオン独自の予約アプリが登場。
  • あるパビリオンでは「整理券を配布します → やっぱりやめます → 再開します」と迷走、スタッフも当日券の対応で疲弊しているようでピリピリしていたのがよく分かった。

予約システムの混乱ぶりからも、「主催者の統率力不足」を強く感じました。コンセプトに掲げていた「共創」、「未来社会の実験場」って何だったのか?と考えてしまいました。

万博のテーマを実現するには、信頼できるまとめ役が必要なんだと実感しました。

でも、行けばそれなりに楽しいとは思います。

 

少し悲しくなって疲れたので、終わります。

おしまい、

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