父の死後、四十九日までの思い出。みんな、遺骨を捨てちゃだめだよ。202412 | 40歳まで正常だと思っていたら、精神・発達障がい者だった僕の話。

父の死後、四十九日までの思い出。みんな、遺骨を捨てちゃだめだよ。202412

トラウマ・PTSD
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以前の記事で、四十九日法要を一人で済ませたことは書きましたが、

父の通夜と葬儀を終えて 202411
妹を捨てた日、父の葬儀を振り返って思ったこと。

 

この記事では、四十九日法要までの間、白ワインさん。がどんな思いで過ごしていたかを書いてみます。

火葬が終わり、骨になった父は家の祭壇にいる。
四十九日法要までのカウントダウンが始まる。
菩提寺の和尚様と四十九日法要の日付を決めたりしながら、日々がなんとなく過ぎていく。

生きてはいないが、遺骨となった父はまだ家にいる。

心療内科の先生、カウンセラー、または精神科訪問看護師さんに話を聞いてもらうことで、自分の気持ちと向き合っていた。
2025年3月の今、思い返しても、何とも不思議な気分で過ごしていたと思う。
正直、四十九日がどのような意味を持ち、大切な日であるかを、今回の法要で初めて知った。

なんとなく「四十九日法要までの過ごし方」をネットで検索してみた。
すると、皆さんそれぞれの過ごし方をしていた。
全く気にせず普段通りの生活をし、四十九日を済ませる人。
また、菩提寺を持っていない一人遺族の方が、遺骨の扱いに困っているという記事もいくつか見かけた。

その中で、関係が良くなかった片親の遺骨を持つ、子どもが自分ひとりという方の話を読んだ。
「親のことが嫌いだったし、持っていてもどうしようもないから捨てた」と書いてあった。
捨て方は書けないが、他の記事を見ていても、遺骨を捨てる人はそれなりにいるらしい。
しかし、正しく処分しないと法律(刑法第190条)で処罰の対象になる。

白ワインさんの家族関係は複雑でも、お墓があり、檀家としてお世話になっているお寺がある。
ありがたいことに、遺骨を収める場所があった。
もしお墓がなければ、火葬後もアタフタしていたと思う。

納骨以外の遺骨の処分方法についても調べてみた。
散骨、樹木葬などが出てきたが、どれもお金がかかる。
本当に困っている人は、どうすることもできずに悩んでいるのだろうと感じた。

遺骨が家から出ていく日が近づくにつれ、「もっと寂しくなるのかな」と思いながら過ごしていた。

四十九日法要の当日、朝、父の好きだった熱い緑茶を二回淹れ、お供えした。
旅行へ行くときは、乗り物酔いを防ぐために梅干しを食べさせてくれた父。
梅干しを祭壇に添えてから、お寺へ向かった。

12月末、みぞれ交じりの雨のなか、納骨をした。

空になった骨壺(白ワインさんの住む市では、骨壺を砕いて不燃ごみとして処分する)。
寂しくなるかと思ったけれど、どんなにあがいても、亡くなった父はもう戻ってこない。
しかし、「ご先祖様?仏様?が家に来た」と思うことで、少し気持ちが楽になり、寂しさも軽くなった。

おしまい、

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